失敗しない通信講座選び

前ページでは、社会人にお勧めの学習法として通信講座を提案しましたが、ひと口に通信講座といっても数多存在し、教材やカリキュラムのクォリティも玉石混合であると言わざるを得ません。そこで必要となるのが、講座内容を見極める知識、つまり講座選びのポイントです。このページでは、申し込んでから「失敗した!」という目に遭わないため通信講座選びのポイントを紹介します。

前ページで、もはや通信講座に「安かろう悪かろう」のイメージは当てはまらないと述べましたが、だからといって安さだけで選んではいけません。重視すべきは価格に対する内容の充実度、そうコストパフォーマンスです。

そして、コストパフォーマンスを比較するためには、講座のサイトに記載された情報だけでは不十分。候補に上った全講座に資料請求し、カリキュラムと受講費用を比較してみて下さい。また、届いた資料に実際に使用するテキストや講義メディアのサンプルが付いているのは大きなポイント。その講座が教材やカリキュラムに絶対の自信を持っていることへの裏付けとして判断できます。

初学者が選ぶべきは満点主義のテキスト

学習法の「独学」を検証した際、初学者の方が教材の善し悪しを判断するのは難しいと述べました。そんな時に活用したい明確でいて重要な判断基準があります。初学者の方に選んでほしくないのは、出題範囲をすべて網羅し文字ばかりが羅列された、いわゆる〝満点主義〟のブ厚いテキスト。辞書を思わせるこんなテキストでは、はなからやる気なんて起こるはずがありません。

一方、特に初学者の方に選んで欲しいのが、試験の出題傾向を反映し的確にポイントだけが集約され、適度な厚さの〝合格点主義〟のテキスト。もちろん、誌面には文字ばかりではなくポイントにはカラーや図形などを多用し、初学者でもわかりやすいよう編集されたものがお勧めです。

さらに、薄いばかりではなく小さいということもポイントです。B5サイズならば常に鞄の中に入れておいてもストレスはないため、常に携帯し行き帰りの通勤で利用する電車やバスの中をはじめ、喫茶店などでちょっと空いた時間を利用した屋外での学習も可能になります。わかりやすい内容や編集はもちろん、携帯性にまで配慮されたテキストこそ、初学者が選ぶべきテキストと言えるでしょう。そんなポイントを基準に各講座の教材を比較検討してみて下さい。

わかりやすいテキストに加え、教材として是非とも活用したいのがCDやDVDによる「講義メディア」の存在です。講師の講義を受けられないことが通信講座のデメリットである時代は終わりました。今や先進的な講座は、現役な資格者を専任講師として迎え、受講生のみに向けた独自の講義を収録。その内容をCDやDVDの講義メディアとして受講生に提供しています。

もちろん、選ぶべきは講義メディアがオプションではなく基本講座に付属する講座であることは言うまでもありません。また、こうした講義メディアの内容を、映像・音声再生機にダウンロードしておけば、携帯するテキストと同様に外出先であれいつでも再生して学習することが可能です。そう考えると、決まった曜日と時間でしか講義を受けることのできない資格学校よりも、時間に回数も制限なく視聴できる講義メディアの方が、使い勝手が良さそうです。

手厚いサポート体制も大きなポイント

教材の内容以上に検証したいのが受講生へのサポート体制です。通信講座とはいえ、学習スタイルは独学同様の個人学習です。特に初学者となれば、どの教材から手を着けて良いのかすらもわからないのが当たり前です。

そこで役立つのが「学習ガイド本」です。スケジュール立案に効率的な学習手順。さらに、挫折を回避するテクニックやる気を起こすノウハウまでを提供してくれるガイド本ならば、初学者にとって力強い存在となってくれるはずです。また、疑問点に対応してくれる質問受付体制の有無も確認を忘れずに。講座によっては無料で対応してくれる回数にも幅があるため確認が必要です。

そして、何より重視すべきがその講座の受講生における試験の合格率です。いくらコストパフォーマンスが高く、充実のカリキュラムであっても受講生の合格率が低ければ、どこかに問題があると考えられます。試験の主催団体が発表する全国平均の合格率と候補で挙げた講座の合格率を比較してみましょう。なかには全国平均を軽々と超える合格率を実現する講座も存在しています。

コストパフォーマンス、教材及びカリキュラム内容、サポート体制、そして、合格率。この4つのポイントをじっくり比較し検討すれば、きっとあたなに最適な講座がわかるはずです。冷静かつ客観的な視点で判断して下さい!

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